22/05/31

ADDICT BOOTS

今季から別のウェブサイトで展開していたADDICT BOOTSをこちらのメインサイトに統合することになりました。
そこでADDICT BOOTSについてこのJournalで再度紹介したいと思います。

私達は2010年より自身の為のエンジニアブーツの作成を開始しました。
初めに反り上がった特徴的な木型を作り、後に1000足を超えるエンジニアブーツを作成、時間が経てば経つほどに靴作りに魅了されていきました。
目的に合った革を探し、時には革から作っていく作業はもちろん、木型を数ミリ削るだけで変わるフィット感、ハードウェアの質感や色、ソールの形状やデザイン、色の組み合わせ、これらが全て合わさって1足のブーツが出来上がります。

20年近く前にヴィンテージレザージャケットのディーラーを始め、その後レザージャケット専門のメーカーを発足。
10年以上日本国内の縫製技術や革の加工技術の高さを間近で見てその素晴らしさを体験し、
レザージャケットで自らを表現したコレクションを展開していったように、ブーツでも同じことをしたいと思うようになりました。
そして2020年、JAPAN MADEをキーワードにサイズレンジやデザインを拡充しADDICT BOOTSを立ち上げました。

タフで武骨すぎるワークブーツやバイカーブーツは結局長くは履かなかった、でもドレスシューズや上品すぎるブーツは少し気恥しい。
そんな自身の経験を元に、タフに使える素材や生産工程を踏みながらも、モダンなフォルムやシルエット、例えばアメリカンスタイルのプロダクトを作るとしても、どこかヨーロッパの気品が感じられるブーツを生み出していきたいと思っています。

今季から木型の種類が増えるので、ここで1度紹介していこうと思います。

2010年のブーツ作成当初に初めて作った、トゥに丸みとボリュームのあるRD LAST。
この木型を使用する場合、ワークブーツ然としたフォルムに仕上がります。

そしてRD LASTのを削りつま先のボリュームを抑えたST LAST。
ワークブーツ然としたフォルムはそのままに、シンプルでプレーンなフォルム。

現在ADDICT BOOTSで最も使用頻度の高いスタンダードな木型で、今季からこのST LASTにローヒールバージョンも登場します。

最後に今季新しく加わるがCL LASTです。
全3種類の木型の中で最も薄いつま先を持つ木型で、ST LASTに比べても更にトゥのボリュームが抑えられ、ドレスシューズのような佇まいの木型です。

6月から順次発売になりますが、以後いくつかの商品についてこのJournalを更新していきますので、ぜひそちらもご覧ください。

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