21/09/03

ADDICT SHEEPSKIN JACKET

今回は私達のレザージャケットのメインマテリアルである、シープスキンについて書いていきましょう。

多くの人々はバイカーデザインのレザージャケットには屈強な牛革や馬革が使われるべきだと思っています。
しかしその屈強さ故に着心地が損なわれる場合があり、屈強な革はアクシデントから体を守るギアとしてはとてもポジティブですが、快適さを求める人にはベストな素材とは言えない場合があります。

ブランドディレクターのSatoshi Ishijimaは、今から20数年前の彼が20歳の頃に、ブリティッシュメイドのシープスキン製 ヴィンテージジャケットに出会いました。
彼も当時他の人々と同じく、ヴィンテージバイカージャケットはカウハイド製及びホースハイド製だと思っていたので、それらと同等以上に厚みがありながらも軽量で、とても柔らかく着心地の良いそのジャケットをすぐに気に入りました。
更にそのジャケットは長年の着用により革自体が変化し、何とも言えない良い質感を保っていました。

そこから彼はシープスキン製のヴィンテージジャケットの虜となり、数多くのジャケットを収集、愛用し、そして2006年にレザーバイカージャケット専門のヴィンテージショップ、
ADDICT CLOTHESをオープンさせました。
そして多くの顧客にシープスキンジャケットを販売し、その魅力を伝えていきました。

2009年、彼自身の好みや知見を活かしたレザージャケットを作りたいと思い、
彼自身が惚れ込んだシープスキンを再現することに着手しました。

牛や馬と違い体の小さい羊は、平均的に革が薄く上で説明したような厚みのあるジャケットを作ることができません。

そこで何度も加工の方法を変え、仕入れの仕方も努力し、更には厚い革、薄い革を全て手作業で仕分けして管理するようにし、製品のクオリティーを上げ保つようにしました。

私達の旗艦店を初めて訪れる多くの顧客は、ほとんどの場合私達のシープスキンの事を良く知りません。
そして初めてシープスキンジャケットを試した時、多くの顧客がこんなに厚みがあり、更に着心地が良いと思わなかったと口にします。
それはまさに、Satoshi Ishijimaが20数年前にシープスキン製のヴィンテージジャケットを手にした時と同じ感想です。

重く屈強なイメージのレザーバイカージャケットのイメージを一新するADDICT SHEEPSKIN JACKETをぜひ体験してみてください。

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