20/10/28

COTTON WAFFLE KNIT

私達は10年前にレザージャケットを専門とするブランドとして活動を始めましたが、それから間もなく、今ではACVMブランドの定番となっているコットン素材のワッフルニットを作りました。

現代の他の冬用アウターに比べ、レザージャケット自体にはそれほど高い防寒性はありません。冬の間も主にレザージャケットを着る私達には、寒さから体を守ってくれるインナーウェアが必要でした。

既に世の中には温かいウールニットや、もっとデイリーに使えるスウェットシャツがたくさんありました。しかし冬でもレザージャケットを着る私達には、ウールニットよりデイリーに使え、スウェットシャツよりも防寒性が高いことが重要でした。

そこで私達は歴史ある日本のニット工場を訪れました。そこは創業70年の工場で、今では珍しい旧式の編み機を現在でも使用しています。なんと職人の中にはキャリア50年のベテランもいます。全てのニットにこの旧式編み機を使うわけではありませんが、現代のコンピューター化された生産方式ではなく、このような手作業での生産体制は、私達の細かい要望に上手く応えることができます。

綿糸を限りなく詰めて編み込んだニットは、レザージャケットの中に着れるようにスリムなシルエットにしながらもワッフル編みの為程よく伸縮します。

綿素材とはいえ糸を極限まで詰めて編んだニットは、ウールニットにも負けない保温力を持ちます。更にウールのように洗濯や手入れを気にする必要がなく、スウェットシャツのように洗濯機で水洗いが可能。伸びた際には洗濯後、乾燥機を使うことにより元のサイズに戻ります。保温性がありデイリーに使える、かつスリムなシルエット、正に私達が必要としていたニットを作ることができました。

私達自身のニーズから生まれたこのコットンワッフルニット。ぜひ皆さんも体験してみてください。

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